農村文化伝承館 山本家

1_ロケーション, 北陸, 独り占め
独り占め

黒部
北陸新幹線で、東京から2時間半。
黒部川扇状地として広がる富山県黒部市。川に沿って宇奈月温泉へ上る途中、田園風景が広がる山麓に「山本家」はあります。
江戸後期に建てられた、旧家の屋敷。これまでに改築された形跡もなく、当時の生活様式を今に伝える貴重な建物です。130畳にも及ぶ大邸宅ながら、漆塗の天井や釘隠しなど、ディテールも美しい。かつて文人墨客が逗留したという品格を感じます。
釜戸でご飯を炊いたり、囲炉裏にあたったり。ここだけ時間が止まっているかのよう。
交通: 富山地方鉄道「愛本」駅 徒歩30分(送迎あり)
北陸自動車道「黒部」I.Cより約9.2km (車約20分)
住所: 富山県黒部市宇奈月中谷670(MAP)
宿泊料: 1,000円/人+シーツクリーニング代186円/人(税抜き)
宿泊可能人数: 40名
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「農村文化伝承館」という響きから、素朴な古民家をイメージされるかもしれませんが、もはやこれは「お屋敷」。神社で見るような巨木に守られて佇み、出迎えられる門構えの立派さにも圧倒されます。

こちらは約230年前の江戸時代後期中頃の建物。肝煎り(江戸時代の村や町の代表者)や村長などを代々担ってきた地元の名家「山本家」の邸宅でした。

この界隈が真言宗明日山法福寺の門前町であったこともあり、当時から役人の対応や旅人の逗留、そして寺子屋としても屋敷を開放していたそう。9代目当主が町に寄付し、現在は見学や宿泊もできるようになりました。

今回訪れたのは8月中旬。盛夏のさなかでしたが、林に囲まれ、堅牢な建物の中はエアコンがなくても涼しかったです。

部屋数はなんと16部屋、130畳!このお屋敷丸ごとを、2,000円足らずで貸し切れてしまうのだから、なんだか恐縮してしまいます。

館内で思わず声を上げてしまったのは、階段を上った瞬間に開ける、裏山の大パノラマ。
暗い室内から見る、鮮やかな緑の風景は、まるで屏風絵のよう。
林の中を抜けてきた風にも清涼感があり、とても心地よいです。折りたたみのハンモックなど持ってくると、もう動けなさそう。

夜は釜戸でご飯を炊いたり、囲炉裏で干物を炙ったり、昔ながらの暮らしを体験できます。BBQセットの貸し出しもあり。もちろん台所もあるので、一般的な調理にも全く不便はありません。

お風呂場や水回りは新しく改修されていて、とてもきれいです。檜張りの浴槽もあります。近くに「明日山荘さか栄」という温泉もありますし、足を伸ばせば「宇奈月温泉」もあります。

この界隈には、大蛇のもとに嫁いだ「お光伝説」や、大男の「ばんどり長者」など、数々の昔話が残っていると聞きました。そんな不思議な話も素直にイメージできてしまう、ゆっくりとした時の流れがここにはありました。

宿泊料金と概要

宿泊料金 1,000円/人+シーツクリーニング代186円/人

※小中学生667円、未就学児無料
※1名から宿泊可能
※全て税抜き金額です

住所 富山県黒部市宇奈月中谷670
面積 約600平米
アクセス 富山地方鉄道「愛本」駅 徒歩30分(送迎あり)
北陸自動車道「黒部」I.Cより約9.2km (車約20分)
駐車場 あり(13台)
チェックイン 13:00~
チェックイン方法 現地にて受け付け
チェックアウト ~10:00
最大収容人数 40名
支払方法 チェックアウト時に現金払い

設備・備品など

× エアコン キッチン シャワー バスタブ
× 浴衣・パジャマ × バスタオル × フェイスタオル シャンプー、ボディソープ
ドライヤー × 歯ブラシ × カミソリ × 無線LAN
調理器具 食器、カトラリー 電気ポット・ケトル 冷蔵庫
電子レンジ × コーヒーメーカー 炊飯器 × 洗濯機
テレビ × オーディオ 布団 × ベッド

その他ご利用いただけるもの

囲炉裏、釜戸、BBQセット、炭販売(463円/3kg)
食器の利用は有料です。(1~3名:278円、4~7名:473円、8~40名:741円)
※全て税抜き金額です

注意事項

・「愛本」駅 まで送迎をご希望の場合には事前予約が必要です。
・素泊まりの宿です。食事の提供はありません。
・衛生面を考慮し、調味料の準備はありません。各自でお持ち込みください。
・炭は販売しておりますが、持ち込み歓迎。
・宿泊者以外の滞在は禁止。
・同日に他の宿泊希望者がいた場合、貸し切りのお申し出がない限りは、部屋貸しとなります。
・喫煙は所定の場所(喫煙室と囲炉裏周り)のみでお願いいたします。
・パジャマ、浴衣などの寝間着はありませんので、お持ちください。
・貸し切りの場合はペットの同伴も可。(事前にご相談下さい)
・深夜早朝の音楽や騒ぎ声など近隣の方々へのご配慮をお願いします。

アクセス

車の場合
北陸自動車道「黒部」I.Cより宇奈月方面へ県道沿い約9.2km (車約20分)

電車の場合
新幹線利用の場合
 北陸新幹線「黒部宇奈月温泉」駅下車。
 隣接する富山地方鉄道「新黒部」駅より富山地方鉄道「愛本」駅 徒歩30分
 (「愛本」駅まで送迎あり ※要事前予約)
在来線利用の場合
 あいの風とやま鉄道「魚津」駅で富山地方鉄道「新魚津」駅に乗り換え。
 富山地方鉄道「愛本」駅 徒歩30分
 (駅まで送迎あり ※要事前予約)

予約

電話でご予約下さい。
農村文化伝承館 山本家
電話:0765-65-2038
受付時間:9:00~16:00/休館:水曜(※祝日の場合翌日)

農村文化伝承館 山本家|黒部市
農村文化伝承館 山本家 | Facebook

宇奈月温泉街

宇奈月温泉街
宇奈月温泉街

宇奈月温泉街

宿から車で20分ほどの距離にある温泉街。「愛本」駅から富山地方鉄道でも行けます。山奥の終点駅です。徒歩でめぐれる小ぢんまり感や、ちょっと寂れた雰囲気が気に入っています。

ここに「湯めどころ宇奈月」という総湯(共同浴場)もあるので、立ち寄り湯もできます。

黒部峡谷 宇奈月温泉 公式サイト
湯めどころ宇奈月

黒部峡谷トロッコ電車

黒部峡谷トロッコ電車

黒部峡谷トロッコ電車

温泉街の一番奥に、トロッコに乗れる黒部峡谷鉄道「宇奈月」駅があります。

「トロッコ」とは、トンネルやダムなどの工事現場から土砂や石を運搬するための貨車のこと。黒部ダムの建設時に作られた路線の一部が、今は観光鉄道として利用されています。

峡谷を眺めながら、この難所にレールを敷いた先人たちの苦労をしのぶひと時。

黒部峡谷トロッコ電車
黒部峡谷トロッコ電車
黒部峡谷トロッコ電車
黒部峡谷トロッコ電車
窓ガラスの無い車両はものすごい臨場感です。景色が迫ってくるよう。まだ乗った事がない方はぜひ。駅で当日券も販売されていますが、新緑と紅葉の季節は予約必須です。

黒部峡谷トロッコ電車

宇奈月温泉街

宇奈月温泉街
宇奈月温泉街

黒部宇奈月温泉駅

首都圏からの方には北陸新幹線が便利。「黒部宇奈月温泉」駅で下りて、隣接する「新黒部」駅でローカル線・富山地方鉄道に乗り換え。「愛本駅」で下りれば徒歩30分で宿にいけますし(事前予約で送迎もあり)、終着駅には宇奈月温泉もあります。

写真の黒部市のジオラマは駅にあったもの。この街は黒部川の扇状地だということが一目瞭然です。

富山地方鉄道

愛本駅

愛本駅

愛本駅

宿の最寄りとなる富山地方鉄道「愛本」駅。レトロな駅舎と、映画『スタンド・バイ・ミー』に出てきそうな線路。

宇奈月麦酒館

宇奈月麦酒館
宇奈月麦酒館

宇奈月麦酒館

黒部の名水を活かした地ビールが飲める、地ビール館。特に「ケルシュ」は「Asia Beer Cup 2016」で金賞を受賞した逸品だそう。お土産に買って帰りましたが、とても美味しかったです。

飲めない方は、ソフトクリームでどうぞ。驚きのビールフレバー!
館内にはレストランもあります。

宇奈月麦酒館

道の駅 直売所 うなづき食菜館

道の駅 直売所 うなづき食菜館
道の駅 直売所 うなづき食菜館

道の駅 直売所 うなづき食菜館

地ビール館と同じ敷地内にある道の駅。お米や梨、サイダーやビールなど、水が命ともいえる商品が多く並んでいました。お土産もこちらで買えそう。

道の駅 直売所 うなづき食菜館

2016年8月16日

「黒部」I.Cより宇奈月方面へ

今回は北陸自動車道に乗って車でうかがいました。
黒部ICを下りて、ひたすら山に向かって田んぼの中の一本道を走ります。のどかです。

「権蔵橋」からの、黒部川の眺め

途中立ち寄った「権蔵(ごんぞう)橋」からの、黒部川の眺め。
黒部は名水で知られ、まちの至る所に清水(しょうず)とよばれる地下水が湧き出ています。

スーパーとホームセンター

一本道の途中にスーパーとホームセンターがあります。この先宿まではお店がないので、食材や炭などはここで調達するのが良さそうです。ちなみに、宿には洗濯機がないですが、コインランドリーもここにあります。

愛本橋

愛本橋
愛本橋
赤い橋が見えてきました。「愛本橋」です。この橋を渡ります。

山本家のある中谷の集落

橋を渡ると、昔話にでてきそうな里山風景が。
このあたりが山本家のある中谷という集落。

山岡鉄舟の書

山本家に着きました。納屋門をくぐると、板壁に大胆な墨書の痕が。
これは幕末三舟の一人、山岡鉄舟の書と言われているそう。

山本家 2階展示室

山本家 2階展示室
山本家 2階展示室
館内の2階一室は展示室になっています。かつての集落の暮らしぶりをほうふつとさせる品々が飾られていました。山本家は寺子屋としても使われていたそうで、昔の教科書なども。

釜戸ごはん

釜戸ごはん
釜戸ごはん
そして、夕飯のお楽しみは釜戸ごはん。
釜戸の使い方は、当直の立野さんが教えてくれるので初めての方もご安心を。
お米がつやつやで、おこげも香ばしい。これだけでごちそうです。
事前に伝えればBBQセットも借りられるので、夏場はお庭でぜひ。

肌寒くなってきたら、囲炉裏で炭を起こして、燗酒などもよさそうです。
秋にまた来たい。今度は茸か栗ごはんかな。

準備中です。