詰所三國

1_ロケーション

福井
北陸・福井県の北の端。
ここに三国という港町があります。
江戸時代には、北前船の寄港地として繁栄を極め、商業や文化の拠点となったこの地には、今も当時の面影をしのばせる町並みが残っているのです。
そんな町に残された一軒の日本家屋が、宿へと生まれ変わりました。改装を手掛けたのは、古民家再生で知られるアレックス・カー氏。内装や設備は一新されていますが、建物に残されていたという調度品の数々が、古き良き時代へといざないます。
交通: えちぜん鉄道「三国」駅 徒歩5分
北陸自動車道「金津」I.Cより約14.8km(車約30分)
北陸自動車道「丸岡」I.Cより約16.6km(車約30分)
住所: 福井県坂井市三国町南本町3-3-17(MAP)
宿泊料: 1名:18,519~31,482円、2名:25,926~38,889円、3名:36,112~55,556円、4名:44,445~70,371円 (税抜き)
宿泊可能人数: 8名
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北前船の寄港地として栄えた港、三国町。
その中心ともいえる一角には、今も当時の面影をしのばせる古い商家や古民家、芝居小屋などが軒を連ねる、風情ある町並みが残っています。

この町があるのは、岐阜との県境を源流とする九頭竜川の河口部分。
JR「福井」駅から、えちぜん鉄道というローカル線に乗り継ぎ、小一時間ほど田園風景の中を走れば、町の入り口「三国」駅に到着です。

町を歩くと、あちらこちらに昔ながらの日本家屋を目にすることができるのですが、中でもメインストリートといえる通りの、さらに中心部にあたる場所に、この宿があります。

築百数十年という建物は、かつて薬屋として使われていたもの。
「かぐら建て」という、この地域に特有の様式によるこの町家は、周囲の町並みに調和する趣を残しながら、リノベーションによって内装や設備を一新。現代のスタイルへと生まれ変わりました。

改装を手掛けたのは、古民家再生で有名なアレックス・カー氏。
建物は柱や梁などの構造を残しながら、新しい姿になっていますが、部屋の中にはこの建物に残されていたという、薬屋時代の調度品の数々が配置され、この地が繁栄した時代をしのばせます。

元は一つの家屋として使われていた建物ですが、今回のリノベーションによって二区画に分けられ、二組限定の宿へと改築。ただし間をつなぐ開口部も設けられているので、人数が集まれば一棟貸し切りの宿として使うことが可能です。

建物の奥には、それぞれの区画に専用の坪庭があり、雰囲気のある空間になっています。また「流水」、「行雲」と名付けられた区画のうち、流水は庭の先にある蔵も使うことができ、母屋と蔵のそれぞれにキッチンや浴室などが備え付けられた、ぜいたくな造りになっているので、親子二世帯での旅行や、仲の良い夫婦二組など、普通とは違う楽しみ方もイメージできそうです。

素泊まりの宿ですが、キッチンと調理道具、食器などが完備。越前がにや、甘エビをはじめとする、海鮮が自慢の地域なので、食材を買って来て存分に味わってみるのもお薦めです。一般には出回らないような、地元の人向けの素材も手に入るかもしれません。地魚をあつかう魚屋や、地元の食材の情報など、聞いてみると良さそうです。

また、この宿では地元の飲食店と提携していて、特別メニューのケータリングも手配してもらうことができます。和食とフレンチそれぞれからお好みで選べるので、予約時に頼んでおくと良さそう。そのうちの一軒はフレンチの惣菜店で、宿からは目と鼻の先の距離なので、お店で見て選んで買ってくるという楽しみ方もできます。

東尋坊といった景勝地や、温泉、海水浴場、祭りなど、観光の要素もそろった土地ですが、宿の周辺を中心に、歴史ある建物や町並みを生かしていこうという新しい動きも形になってきています。そんな雰囲気を感じながら、歴史の香りが残るこの町を楽しむのがお薦めでしょう。

宿泊料金と概要

宿泊料金 行雲(平日):1名:18,519円、2名:25,926円、3名:36,112円、4名:44,445円
流水(平日):1名:27,778円、2名:31,482円、3名:44,445円、4名:55,556円

※土曜・祝前日は、平日料金から1,852円/人の増額
※特定日は、平日料金から3,704円/人の増額
 (GW、大型連休、お盆、正月、三国祭、三国花火大会、他)
※子どもは30%割引(小学生未満で添い寝の場合は無料)
※連泊の場合、2~3泊10%割引、4~5泊20%割引、6泊以上30%割引
※ケータリングは4,630円/人(要事前予約)
※全て税抜き金額です

住所 福井県坂井市三国町南本町3-3-17
面積 210.37平米(流水:129.14平米、行雲:81.23平米)
アクセス えちぜん鉄道三国芦原線「三国」駅 徒歩5分
北陸自動車道「金津」I.Cより約14.8km(車約30分)
北陸自動車道「丸岡」I.Cより約16.6km(車約30分)
駐車場 なし
チェックイン 15:00~18:00
チェックイン方法 現地にて受け付け
チェックアウト ~11:00
最大収容人数 8名
支払方法 チェックイン時に支払い(現金・クレジットカード)

設備・備品など

エアコン キッチン シャワー バスタブ
浴衣・パジャマ バスタオル フェイスタオル シャンプー、ボディソープ
ドライヤー 歯ブラシ カミソリ × 無線LAN
調理器具 食器、カトラリー 電気ポット・ケトル 冷蔵庫
電子レンジ コーヒーメーカー × 炊飯器 × 洗濯機
テレビ × オーディオ 布団 ベッド

その他ご利用いただけるもの

自転車(要事前予約)、ブルーレイプレーヤー、掃除機 、洗濯機(行雲のみ、洗剤あり)、救急セット
カセットコンロ、土鍋、コーヒー豆、煎茶、紅茶、ハーブティー
※調味料はありません

注意事項

・ケータリングサービスは予約制です。
・敷地内は全て禁煙です。
・ペットは不可です。
・木造の一軒家を二区画に分割しているため、隣の区画の音が聞こえる場合があります。
・住宅街につき、深夜早朝の音楽や騒ぎ声など近隣の方々へのご配慮をお願いします。

アクセス

電車の場合
JR「福井」駅で、えちぜん鉄道三国芦原線「三国港」行きに乗り換え 約50分 「三国」駅 徒歩5分
ダイヤ - えちぜん鉄道
JR「芦原温泉」駅から京福バス85系統東尋坊線 約55分 「三國湊北前通り」バス停 徒歩4分
京福バス 路線バス情報

車の場合
北陸自動車道「金津」I.Cより約14.8km(車約30分)
北陸自動車道「丸岡」I.Cより約16.6km(車約30分)

予約

詰所三國のホームページからご予約ください。
町家ステイ「詰所三國」

gelato & sweets CARNAと旧大木道具店

三国湊

宿を出れば、こんな風景。
かつて栄えた三国湊の面影を感じさせる風情と、そこに息づき始めた新しい動き。
その両方を感じられるのが、町の中心でもある宿周辺の一角です。

三国湊

こんな雰囲気のある建物が残っていることに、ゾクゾクしてしまいます。
商店だった建物には、この町が賑わっていた時代の面影が見て取れます。

九頭竜川の河口

町は日本海へと注ぐ九頭竜川に沿うように形成されました。
日本海の荒波を避けられる河口部分は、川幅があり、水深も十分。良好な天然の港だったのです。

gelato & sweets CARNA

ちなみに、最初の写真にも写っている左の白い建物は、2階がカフェで、1階がジェラート屋さん。
ジェラートは、フルーツを使ったものだけでなく、野菜のジェラートなどもあってお薦めです。
宿のすぐ斜め前なので、到着したらまずは甘いもので一休み。

gelato & sweets CARNA
福井県坂井市三国町南本町3-4-34-1F 
電話:0776-81-3225
営業時間:11:00~18:00/休業:水曜(夏期無休)

旧森田銀行本店

旧森田銀行本店
旧森田銀行本店"

旧森田銀行本店

福井県に残っている中で、最古の鉄筋コンクリート造建築物。
それがこの場所にあるということが、この港町の繁栄がどれほどのものだったかを物語っています。
ヨーロッパの洋式による外観は、この町の中でも異彩を放っています。

旧森田銀行本店"

旧森田銀行本店
旧森田銀行本店
旧森田銀行本店
旧森田銀行本店
内装も格式高い雰囲気。漆喰でつくられた天井や壁の装飾も見事です。
見学は無料。ちなみに宿の3軒ぐらい隣です。

旧森田銀行本店
福井県坂井市三国町南本町3-3-26 
電話:0776-82-0299
営業時間:9:00~17:00

三国湊町家館と旧岸名邸

三国湊町家館と旧岸名邸

三国に着いたら、まずは手前のベンガラ色をした三国湊町家館へ。
町の歴史や、観光のことなど、ここで一通りの情報が手に入ります。
また宿に泊まると、ここのレンタサイクルを無料で使うことができます。
他にも、一人乗りの超小型モビリティを使ったレンタカーも。
右隣の建物は、旧岸名邸です。こちらも一般公開されています。入館料100円也。

三国湊町家館
福井県坂井市三国町北本町4丁目6-55 
電話:0776-82-8392
営業時間:9:00~17:00

旧岸名邸

旧岸名邸
旧岸名邸
旧岸名(きしな)邸は、この地で材木商を営んでいた商家の町家。
地域に特有の様式「かぐら建て」の建物は、店の帳場や台所などから当時の暮らしを垣間見ることができます。また、奥の坪庭や、座敷も雰囲気があって素敵です。

旧岸名邸
福井県坂井市三国町北本町4丁目6-54 
電話:0776-82-8392
営業時間:9:00~17:00
入館料:100円

三國湊座

三國湊座
三國湊座

三國湊座

食堂・カフェであり、映画の上映やライブ・イベントも行われるのが、この三國湊座。
ご当地グルメの三國バーガーや、お土産物、地元の物産もこちらで。

三國湊座
福井県坂井市三国町北本町4-6-48 
電話:0776-81-3921
営業時間:10:00~17:00、(イベント開催時)18:30~22:00/休業:水曜

三國神社

三國神社
三國神社

三國神社

宿の前、三国のメインストリート「三国湊きたまえ通り」を奥へと進むと、三國神社にたどり着きます。
境内へ入ると樹種もさまざまな大木が出迎える、荘厳な雰囲気。
中でも鳥居脇のケヤキは樹齢600年ともいわれているそうです。
そして、笏谷石(しゃくだにいし)で造られた参道も見所。
福井県の伝統的な石材であるこの石は、濡れると美しい青色になることで知られています。

三國湊町家PROJECT

今回の宿が生まれるきっかけとなったのが、この「三國湊町家PROJECT」。
この地域に残る町家などを保存・改修し、活用する、町づくりプロジェクトです。
空き家を店舗などにして、町に新たな息吹を与える活動をしています。
新しくできる店舗の情報や、それを営む人の紹介などがプロジェクトのホームページに載っています。
事前に確認してから三国を訪ねると、きっと旅がより楽しくなると思います。
三國湊町家PROJECT

また、絶景とうたわれる東尋坊への入り口である三国には、温泉やサンセットビーチなどのスポットもあります。さらに、5月19~21日の三国祭や、8月11日の三国花火大会などの行事でも有名。

観光情報については、こちらでご確認を。
三国観光協会

町のガイドマップも公開されていますので、こちらもぜひ。
三國廻湊図~三國湊文化財まちあるきガイド~(PDF 11MB)

2015年11月21日

福井駅

福井駅
福井駅
福井駅に到着。えちぜん鉄道に乗り換えようと思ったら、以前来た時と風景が変わっています。
北陸新幹線の延伸に備えて造られた高架に、なぜかえちぜん鉄道が……?
一時的にこの高架を使っているそうですが、一両編成のえち鉄と新幹線の対比がほほえましい。

三国駅前

三国駅前
三国駅
えちぜん鉄道に揺られて、三国駅まで到着。
「駅前通り」をまっすぐ行けば、宿のある「三国湊きたまえ通り」まではすぐ。

旧大木道具店

シンボリックな旧大木道具店。ここも新しく利用されることになったようです。
宿はこの数軒先の向い側です。

詰所三國 工事中の様子

詰所三國 工事中の様子

取材に伺ったときは、改装工事も大詰め。ラストスパートの時期でした。

HALF MOON BAY

近くにあるこちらも、開店に向けて準備中だった建物。
今は「HALF MOON BAY」というフレンチの惣菜店になっています。
宿泊時にケータリングを提供してくれる店の一つ。宿からも目と鼻の先なので、買いに行くのも楽しそう。

HALF MOON BAY
福井県坂井市三国町南本町3-3-34 
電話:0776-43-9961
営業時間:10:00~19:00/休業:木曜

そば処盛安

そば処盛安
そば処盛安
以前三国に来たときにも寄ったのですが、お昼はまたこちらのそば屋さんで。
ここも雰囲気のある外観の建物です。
メニューがめちゃめちゃたくさんあるのですが、地元の辛味大根を使ったおろしそばとソースかつ丼がお薦めということで、こちらのセット。重ねソースかつ丼でおろしそば。1,220円也。

うどん・そば専門店 そば処盛安
福井県坂井郡三国町北本町3-2-30 
電話:0120-82-0405
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00/休業:水曜

九頭竜川

歴史の面影を残す三国。
ここでは、忘れられようとしていた趣のある町家が、少しずつ新しい世代へと受け継がれ始め、町に新しい表情が生まれつつあります。そんな変化の様子も感じながら歩いて回ると、より一層この町が楽しめるはず。せっかくなら、東尋坊などの景勝地も合わせて、数日ゆっくりとこの地で過ごして回ってみるといいかもしれません。

準備中です。